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ステップメールの1通目に書くこと、書かないこと

ステップメールの1通目に書くこと、書かないこと

ステップメールを作ろうと決めて、1通目の書き出しで手が止まる。何から名乗ればいいのか、いきなり本題に入っていいのか、最後に何かご案内を入れるべきなのか。私も最初の1通に何日もかけました。

結論から書くと、1通目でやることは1つだけです。約束したものを、きちんと手元に届けること。それ以外を詰め込むほど、2通目以降が読まれなくなります。

この記事では、ステップメールの1通目に何を書き、何を書かないかを、順を追って具体的に見ていきます。配信のツールや全体の本数の話ではなく、1通目の中身に絞った話です。

この記事でわかること

  • 1通目の役割は、約束したものを届け切ること
  • 件名と冒頭2行で、読まれるかどうかが決まる
  • 自己紹介と売り込みを1通目に入れない理由
目次

ステップメールの1通目は何のために送るのか

ステップメールの1通目は何を果たす1通か。あらかじめ決めた順番で自動的に送る一連のメールのうち、最初の1通の役割は、登録していただいた方が期待しているものを渡し切ることです。ここで期待外れだと感じられると、2通目は開かれません。

言い換えると、1通目は関係をつくる1通ではなく、約束を果たす1通です。関係づくりは2通目以降でゆっくり進めれば間に合います。

開封率がいちばん高いのは1通目

登録された直後は、こちらへの関心がいちばん高い瞬間です。自分で申し込んだ直後ですから、届いたメールに心当たりがあります。

この1通だけは、ほぼ読まれる前提で書けます。逆に言えば、いちばん読まれる1通を自己紹介に使ってしまうのはもったいない、ということでもあります。

1通目で失敗すると、2通目以降が届かなくなる

1通目の印象で、以降のメールの扱いが決まります。開いてすぐ売り込みが目に入れば、次から件名だけ見て削除されるようになります。

解除ボタンを押されるのは、まだ分かりやすいほうです。多いのは、解除もされないまま静かに読まれなくなることです。数字の上では名簿が減っていないので、気づくのが遅れます。

「登録ありがとうございます」だけでは足りない

自動返信のような1行だけのメールを送っているケースをよく見かけます。届いたことは分かりますが、その先がありません。

資料の受け取り方、どこから読むと分かりやすいか、質問はどこに送ればいいか。この3つが書かれているだけで、1通目の親切さはかなり変わります。

1通目に書く5つのこと

では具体的に何を書くのか。私が1通目に入れているのは5つです。順番も含めて、この形に落ち着きました。それぞれ短くて構いません。1通目は長さで勝負する場所ではないからです。

下の表に、書く要素と分量の目安をまとめました。全体で800字前後、スマートフォンで2〜3回スクロールする程度に収めています。

順番 書く内容 分量の目安
1 件名(何が届いたか) 20字前後
2 冒頭2行(受け取りの確認) 60字前後
3 資料へのリンクと読み方 200字前後
4 次のメールの予告 100字前後
5 差出人と連絡先 80字前後

件名は、何が届いたかだけを書く

件名で工夫をする必要はありません。「【お申込みの資料】○○をお送りします」のように、何が届いたのかが分かる形で十分です。申し込んだ直後の方が探しているのは、その言葉だからです。

1通目の件名は、開かせる言葉ではなく、見つけてもらう言葉です。数日後に受信箱で探されることも多いので、検索しやすさを優先しています。

冒頭2行で、申し込んだものの名前を出す

本文の最初の2行には、相手が申し込んだものの名前をそのまま書きます。「先ほどお申し込みいただいた○○をお届けします」という一文です。

ここで自己紹介を始めると、2行のうちに心当たりが確認できません。名乗るのは本文の最後で間に合います。

資料は、どこから読むかまで書く

リンクを貼るだけで終えないようにしています。全体が何ページあるのか、どの章から読むと分かりやすいのか、いちばん伝えたい箇所はどこか。この3点を添えます。

渡す資料そのものの組み立て方は、ホワイトペーパーを自分で作る|構成6段と書き方に書いています。読み方の案内は、その構成に沿って作ると迷いません。

次のメールを予告して終える

最後に、次に何をいつ送るかを1〜2文で予告します。「2日後に、よくいただく質問への回答をお送りします」といった具合です。

予告があると、次のメールが届いたときに「あの件か」と分かります。開封のきっかけを、こちらから先に置いておく形です。

1通目に書かないほうがいいこと

入れる内容と同じくらい、入れないものを決めておくことが効きます。1通目に詰め込みたくなるものは、だいたい書き手側の都合から出てきます。読む側の都合で削っていくと、残るものは意外と少なくなります。

長い自己紹介と経歴

経歴を読みたくて資料を申し込む方は、ほとんどいらっしゃいません。名前と、何をしている人かの一文があれば十分です。

信頼は、名乗りの長さではなく、渡したものの中身で伝わります。詳しい経歴は、3通目や4通目で、話の流れに沿って出すほうが受け取られやすいと感じています。

サービスの案内と価格表

1通目に価格表を入れると、資料を読む前に判断されてしまいます。まだ検討する材料が揃っていない段階で、金額だけが先に見える形です。

案内を入れるのは、資料を読んでいただいたあと、早くても3通目以降にしています。実際にいくらかけるとどう戻ってくるのかは、広告費用対効果シミュレーションのようにご自身で試せる形をお出しするほうが、こちらから金額を提示するより納得していただきやすいと考えています。

複数のリンクと、盛りだくさんの追伸

1通目に貼るリンクは、資料へのものだけにしています。SNSのアカウント、ブログの新着、他のサービスの案内を並べると、肝心の資料に辿り着かない方が出ます。

追伸も同様です。追伸は読まれやすい場所なので、つい詰め込みたくなりますが、1通目では質問の送り先だけにとどめています。書きたいことが複数あるときは、どれを削るかではなく、どれを何通目に回すかという形で考えると決めやすくなります。

削った内容は捨てているわけではありません。2通目、3通目の材料として手元に残しておけば、次の回で書くことに悩まずに済みます。1通目を絞ることは、そのまま以降の準備にもなっています。

2通目以降の組み立てと、私の場合

1通目が決まると、2通目以降はその延長で考えられます。ここでは全体の並べ方と、自分が実際にやった結果を書いておきます。数字は特定の月の、特定の業種での結果ですので、その前提でご覧ください。

5通で1セットにして、最後に1回だけ案内する

私は5通で1セットにしています。1通目で資料を渡し、2通目でよくある質問、3通目で手順、4通目で自分の手元の数字、5通目で初めてご案内です。

本数を増やすほど良くなるわけではないと考えています。書ききれないと途中で止まってしまい、止まった名簿はそのまま冷えていきます。

29件の連絡先に送って、23人が次に進んだ

ある月、Meta広告に88,956円を使って29件のお客様の情報をいただきました。1件あたり約3,100円です。この29人にステップメールをお送りし、29人中23人が次のご案内にも申し込んでくださいました。割合は76.7%です。

※ 2026年8月・歯科医院の院長向けの数値です。業種・地域・広告予算によって結果は変わり、同じ数字をお約束するものではありません。

そのあと数か月を経て、この流れの中から70万円の契約が1件決まっています。1通目で渡し切ることを優先したのが、結果としては近道でした。

1通目を丁寧に作ると、2通目以降にかける手間が減ります。最初に約束を果たしておけば、そのあとは無理に引きつけようとしなくても読んでいただけるからです。凝った文面を毎回考えるより、1通目の完成度に時間を使うほうが割に合うと感じています。

資料請求そのものが少ないときは、手前を直す

メールをいくら整えても、登録が月に数件では変化が見えません。その場合は文面ではなく、手前の入口に原因があることが多いと感じます。

入口の直し方は、資料請求が増えない理由と、診断を挟むと変わることにまとめています。メールの改善より先に、そちらを見ていただくほうが早い場合があります。

この記事のまとめ

ステップメールの1通目でやることは、約束したものを届け切ることに尽きます。関係づくりも、売り込みも、そのあとの回で間に合います。

  • 件名は探しやすさを優先し、冒頭2行で申し込んだものの名前を出す
  • 資料は読み方まで添え、最後に次の予告を置いて終える
  • 長い経歴、価格表、複数のリンクは1通目から外す

広告で買うものを、その場での購入からお客様の情報に変える。1通目は、その情報を預けてくださった方への最初の返事です。

よくある質問

1通目はどのくらいの長さがいいですか?

800字前後を目安にしています。スマートフォンで数回スクロールする程度です。長くなりそうなときは、内容を2通目に回しています。

1通目はいつ送るのが良いですか?

登録の直後に自動で届くようにしています。時間を空けるほど、申し込んだ記憶が薄れて開封されにくくなります。

ステップメールは何通作ればいいですか?

まずは5通で1セットにされることをおすすめします。少なく作って続けるほうが、多く作って途中で止まるより結果が出やすいと感じています。

1通目から商品の案内を入れてはいけませんか?

入れてはいけないというより、効きにくいと考えています。資料を読む前に金額を見せると、材料が揃わないまま判断されてしまうためです。

専用の配信ツールは最初から要りますか?

件数が少ないうちは通常のメールでも回せます。登録が増えて手作業が負担になってきた時点で、検討されるとよいと思います。

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この記事を書いた人

梅田 亮のアバター 梅田 亮 代表取締役社長

18歳でWeb業界に入り、今年で12年目。SEO、Web広告、サイト制作まで、これまで150社以上を支援してきました。歯科、内科、士業、飲食、ECなど業種は多岐にわたります。
自分の集客に悩んだ末、広告の目的を「売ること」から「お客様の情報をいただくこと」に変えたところ、広告費88,956円で29件の問い合わせを獲得した。(2026年8月時点)

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