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見込み客のフォロー方法|いつ何を伝えるか

見込み客のフォロー方法|いつ何を伝えるか

資料を受け取ってくださった方の連絡先が、手元に何十件かたまっている。けれど、そのあと何を送ればいいのか分からないまま、数週間が過ぎてしまった。私も同じでした。

連絡先を集めるところまでは、やり方がはっきりしています。広告を出して、お渡しする資料と引き換えにお名前とメールアドレスをいただく。迷うのはそのあとです。売り込めば嫌がられそうですし、かといって黙っていれば忘れられます。

この記事では、連絡先をいただいたあと、いつ、何を伝えればいいのかを時期ごとに整理します。文面の細かい書き方ではなく、全体の組み立ての話です。

この記事でわかること

  • フォローの目的は売り込みではなく、思い出していただくこと
  • 直後・1か月・3か月で、伝えるべき中身が変わること
  • 広告で買うものを情報に変えると、連絡の設計まで決まること
目次

見込み客のフォローは何のための連絡か

見込み客のフォローとは何をすることか。ひとことで言えば、連絡先をいただいた方に、こちらの存在と考え方を思い出していただくための連絡です。契約をお願いするための連絡ではありません。ここを取り違えると、送るたびに登録を解除される名簿になってしまいます。

順番としては、まず目的をはっきりさせてから、時期と中身を決めます。目的が「思い出していただくこと」であれば、毎回の連絡で売上を狙う必要がなくなり、書く内容もずいぶん楽になります。

連絡先をくださった方の大半は「今すぐ」ではない

資料を請求された方が、その週に契約を決めるかというと、多くの場合はそうなりません。気になってはいるけれど、予算の時期が違う、社内で話が通っていない、他にも見ているところがある。理由はさまざまです。

この方々は「買わない人」ではありません。いま必要でなかっただけです。そう考えると、こちらがすべきことは説得ではなく、必要になった時期にこちらを思い出していただくことだと分かります。

フォローとは、相手の都合のいい時期を待つための連絡です。待つあいだに関係が切れないようにしておく、それだけのことだと考えています。

売り込みではなく、判断材料を渡す

では待つあいだ、何を送るのか。私は判断材料を送るのがいちばん無理がないと考えています。判断材料とは、相手がご自身で考えるときに役立つ情報のことです。

たとえば、費用の考え方、やり方の手順、うまくいかなかったときの見直し方。どれも、こちらに依頼しなくても使える内容です。依頼しなくても使える内容を渡すからこそ、読み続けてもらえます。

連絡が止まると、集めた費用が消える

連絡先を1件いただくのにも、広告費がかかっています。集めたあとに何もしないというのは、その費用をそのまま捨てているのと変わりません。

そもそも連絡先をいただくところで止まっている方は、メールアドレスの集め方|教えてもらえる三つの条件を先にご覧いただくと、この記事の前提が分かりやすくなると思います。

いつ連絡するか|直後から90日までの目安

フォローはいつ始めて、どのくらいの間隔で続ければいいのか。私の場合は、連絡先をいただいた当日から始めて、3か月を一区切りにしています。時期によって相手の関心の高さが違うので、間隔も中身も変えています。

下の表が、私が使っている目安です。業種によって商談の長さは変わりますので、そのまま当てはめるというより、考え方の型としてご覧ください。

時期 伝えること 目安の頻度
当日〜3日目 お渡ししたものの使い方 2〜3通
1週間〜1か月 判断材料を少しずつ足す 週1通
2か月目〜3か月目 近況と考え方の共有 月1通
3か月目以降 思い出していただくだけ 月1通

当日から3日目|受け取ったものを使い切ってもらう

いちばん関心が高いのは、資料を請求してくださった直後です。この時期にすることは、新しい提案ではありません。お渡ししたものを最後まで読んでいただくための後押しです。

資料のどこから読むと分かりやすいか、よく質問をいただく箇所はどこか。そういった補足を数日かけてお伝えします。最初の3日間は、売る時期ではなく、渡したものを届け切る時期です。

1週間から1か月|週に1回、判断材料を足す

1週間を過ぎると、資料の内容は薄れていきます。ここからは週に1回ほどの間隔で、資料に書き切れなかったことを足していきます。

毎日送る必要はないと考えています。週に1回でも、1か月で4回は思い出していただけます。続けられる頻度を選ぶほうが、結果として長く届きます。

2か月目から先|月に1回で十分です

2か月を過ぎると、いま必要な方はすでに動いています。残っているのは、もう少し先に検討される方です。この方々には月1回で十分だと考えています。

頻度を落とす代わりに、やめないことが大事になります。半年後に思い出していただけるかどうかは、そのあいだ細くても連絡が続いていたかで決まります。

何を伝えるか|4つの型を順番に回す

毎回何を書くか考えるのは、想像以上に負担です。そこで私は、伝える内容を4つの型に分けて、順番に回すようにしています。型が決まっていると、机に向かってから書き始めるまでの時間が短くなります。

4つの型とは、困りごとの整理、やり方の公開、手元の数字、ご案内です。この順で回すと、売り込みの割合が自然と4分の1に収まります。

型1|困りごとを言葉にして返す

1つめは、相手が感じているであろう困りごとを、こちらの言葉で整理して返す内容です。「広告を出したのに問い合わせが増えない」といった状態を、なぜそうなるのかという構造の話に置き換えます。

自分の状況を言葉にしてもらえた相手のことは、人は覚えています。解決策を出す前に、まず状況を正しく描写する。それだけで読む理由になります。

型2|やり方をそのまま公開する

2つめは、手順の公開です。出し惜しみせずに書いたほうがいいと考えています。手順を読んでご自身でできる方は、もともと依頼されません。手順を読んで「これは自分では手が回らない」と感じた方だけが、あとで声をかけてくださいます。

資料そのものの作り方については、ホワイトペーパーを自分で作る|構成6段と書き方にまとめています。フォローで送る内容も、考え方は同じです。

型3|自分の手元の数字を見せる

3つめは、自分がやってみた結果の共有です。他社の成功事例ではなく、自分の手元にある数字のほうが、読む側にとっては確かめやすいものです。

うまくいかなかった月の数字も含めて出すようにしています。良い数字だけを並べると、広告の文面と区別がつかなくなってしまうからです。

型4|ご案内を1回だけ挟む

4つめが、ご案内です。4回に1回だけ、こちらで何ができるかをお伝えします。残りの3回で十分に材料を渡しているので、1回のご案内が売り込みらしく見えにくくなります。

ご案内といっても、いきなり契約のお願いではありません。試算をしてみませんか、という程度の軽い入口で十分です。実際にいくらかかってどう戻ってくるのかは条件で変わりますので、広告費用対効果シミュレーションで、5つ選ぶだけで試算していただけます。

私の場合と、今日からできる最小の形

ここまでの話を、自分がやったこととして書いておきます。数字が入りますが、これは特定の月の、特定の業種での結果です。同じ形にすれば同じ数字になるという意味ではありませんので、その前提でお読みください。

29件の連絡先に、何を送ったか

ある月、私はMeta広告に88,956円を使い、29件のお客様の情報をいただきました。1件あたり約3,100円です。この29件に対して、資料をお渡しした直後から順に連絡を続けました。

※ 2026年8月・歯科医院の院長向けの数値です。業種・地域・広告予算によって結果は変わり、同じ数字をお約束するものではありません。

送った内容は、先ほどの4つの型そのものです。最初の数日は資料の読み方、そのあとは週1回の判断材料、途中で1回だけご案内を挟みました。

29人中23人が、次のご案内にも手を挙げた

結果として、資料を請求された29人のうち23人が、次にお出しした案内にも申し込んでくださいました。割合にすると76.7%です。

追加の広告費をかけずに次の接点をつくれたのは、連絡先が手元に残っていたからです。もし資料請求の時点で関係が切れていたら、この23人にもう一度届けるには、また広告費が必要でした。

そして数か月後に、この流れの中から70万円の契約が1件決まりました。請求から契約まで、数か月かかっています。1か月で判断していたら、この1件は見えないままでした。

今日からできる最小の形

大がかりな仕組みは要りません。表計算ソフトに名簿を1枚作り、送る曜日を1つ決め、1通目のひな形を作っておく。この3つで始められます。

集める側の入口がまだの方は、リード獲得の方法|ひとり社長でも回る最小の形を先にご覧ください。集める入口と、集めたあとの連絡は、ひとつながりのものです。

この記事のまとめ

連絡先をいただいたあとの連絡は、契約をお願いするためではなく、相手の都合のいい時期まで関係をつないでおくためのものです。そう決めてしまうと、何を書くかで止まらなくなります。

  • 最初の3日はお渡ししたものを届け切り、1か月は週1回、そのあとは月1回に落とす
  • 中身は困りごとの整理・手順の公開・手元の数字・ご案内の4つを順に回す
  • 名簿1枚と送る曜日を決めるだけで、今日から始められる

広告で買うものを、その場での購入からお客様の情報に変える。フォローの設計は、その変更に付いてくるものだと考えています。

よくある質問

フォローのメールはどのくらいの頻度で送ればいいですか?

最初の1か月は週1回、それ以降は月1回を目安にしています。頻度そのものより、途中でやめないことのほうが結果に効いてきます。

返信がまったく来ないのですが、続ける意味はありますか?

返信は来ないのが普通です。読んでいても返信はしない方が大半なので、開封や解除の数を見ながら続けるかどうかを判断しています。

売り込みはいつ入れればいいですか?

4回に1回を目安にしています。残り3回で判断材料を渡していれば、1回のご案内が急な売り込みには見えにくくなります。

メール配信のツールは何を使えばいいですか?

件数が少ないうちは表計算ソフトと通常のメールでも回せます。100件を超えたあたりから、配信の手間を減らす意味でツールを検討されるとよいと思います。

何か月続ければ結果が見えますか?

商材によりますが、3か月は続けてから判断されることをおすすめします。私の場合、契約に結びついたのは請求から数か月後でした。

広告費をいくら出すと、何件集まるのか

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この記事を書いた人

梅田 亮のアバター 梅田 亮 代表取締役社長

18歳でWeb業界に入り、今年で12年目。SEO、Web広告、サイト制作まで、これまで150社以上を支援してきました。歯科、内科、士業、飲食、ECなど業種は多岐にわたります。
自分の集客に悩んだ末、広告の目的を「売ること」から「お客様の情報をいただくこと」に変えたところ、広告費88,956円で29件の問い合わせを獲得した。(2026年8月時点)

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