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LPから問い合わせが来ないとき、直す順番

LPから問い合わせが来ないとき、直す順番

広告はきちんと配信されていて、クリックもされている。アクセス解析を見ればページを開いた人の数も出ている。それなのに、問い合わせのメールが一通も届かない。ページを作り直したほうがいいのか、それとも広告の出し方が悪いのか、判断がつかないまま二週間、三週間と過ぎていく。私も同じ場所で止まっていた時期があります。

このとき多くの方は、見出しの言葉やボタンの色、写真の雰囲気といった「ページの出来」を疑います。ただ、私が自分のページで順番に手を入れていって分かったのは、そこはかなり後ろの工程だということでした。問い合わせが来ないページのほとんどは、訪問者に対して重すぎるものを求めています。

この記事でわかること

  • LPを直す順番は、見た目ではなく「求める行動の重さ」から
  • 購入や相談を求めるページは、その日の1〜2人しか拾えない
  • 引き換えるものをお客様の情報に変えると、残る人数が変わる
目次

LPから問い合わせが来ないとき、最初に疑う場所

LPから問い合わせが来ないとき、最初に疑うのはどこか。私の答えは、ページの見た目ではなく、そのページが訪問者に求めている行動の重さです。人が来ていないのか、来ているのに動けないのかで、直す場所はまったく変わります。順番を決めずに手を入れると、時間だけが減っていきます。

見た目を直しても、件数が動かないことがある

見出しを書き直し、写真を差し替え、ボタンを大きくする。どれも無駄ではありませんが、これらは「すでに申し込む気がある人を取りこぼさないための作業」です。もともと申し込む気のある人が一日に一人も来ていないページでは、いくら磨いても件数は動きません。

私がはじめてLPを作ったときも、二週間かけて文章を三回書き直しました。結果はほとんど変わりませんでした。変わったのは、ページの上で何と引き換えるかを決め直したあとです。

「来ていない」のか「来られない」のか

まず、そのページを一日に何人が開いているかを数えてください。一日に五人しか来ていないページで、週に一件の問い合わせを期待するのは、そもそも人数が足りていません。この場合はページではなく、広告の設定や配信量の側の話になります。

逆に、一日に三十人、五十人と来ているのに動きがないなら、人数は足りています。ここで直すべきはページの側です。同じ「問い合わせが来ない」でも、この二つはまったく別の問題で、混ぜて考えると判断が止まります。

直す順番を決めておくと、迷いが減る

人数が足りている前提で、私が見ている順番は次の三つです。①そのページは何と引き換えているか、②最初の画面で自分向けだと分かるか、③申し込みの重さは適切か。この記事では、この順番に沿って説明していきます。

順番が大事なのは、下の工程を先に直しても効果が測れないからです。求めているものが重すぎるページでフォームの項目だけ減らしても、手前で離脱している人には届きません。

直す順番①|そのページが何と引き換えているかを確認する

LPを直すとき、最初に見るのは何か。そのページが訪問者に求めている行動、つまり「何と引き換えに連絡先をもらおうとしているか」です。ここが合っていないと、その下の工程をどれだけ丁寧にやっても、拾える人数が増えません。

購入や相談を求めるページは、その日の1〜2人しか拾えない

いま申し込みを検討している人と、そのうち検討するかもしれない人。広告で集まってくるのは、その両方が混ざった集団です。ところがページの行き先を「購入」や「無料相談の予約」にすると、その場で決められる人だけが残り、それ以外の方とは二度と会えなくなります。

買う気がなかったのではなく、今日でなかっただけの人が、そのまま消えていきます。広告費はその方々の分も払っています。ここが、費用対効果が合わないと感じるときの一番大きな穴です。同じ話はリスティング広告の費用対効果が悪いとき見直す場所でも書きました。

引き換えるものを「お客様の情報」に変える

私がやったのは、広告で買うものを変えることでした。その場での購入ではなく、お客様の情報、つまり名前とメールアドレスを買う。ページの行き先を、申し込みフォームから「役に立つ資料をお渡しするので、送り先を教えてください」という形に変えました。

この形にすると、今日決められない方も残ります。残った方には、あとから追加の広告費なしでご案内ができます。ページの見た目はほとんど変えていません。変えたのは、引き換えるものだけです。

私が試したときの数字

実際の数字を出します。ある月、Meta広告に88,956円を使い、29件のお客様の情報が集まりました。1件あたり約3,100円です。そのうち23人、割合でいうと76.7%の方が、次にご案内した内容にも申し込んでくださいました。数か月後に、その中の一件が70万円の契約になっています。

※ 2026年8月・歯科医院の院長向けの数値です。業種・地域・広告予算によって結果は変わり、同じ数字をお約束するものではありません。

この29件は、購入を求めるページのままだったら、おそらく数件で終わっていたと考えています。行き先を変えただけで、同じ広告費から残る人数が変わりました。

直す順番②|最初の画面と、申し込みの重さ

引き換えるものを決めたあとに見るのはどこか。ページを開いた瞬間に「自分に向けた話だ」と分かるかどうかと、申し込みの動作がどれくらい重いかの二点です。この二つは、直した効果が比較的すぐ数字に出ます。

広告の言葉と、ページの1行目がずれていないか

広告では「広告費が合わない方へ」と書いているのに、ページの一行目が会社の理念から始まっている。これは珍しい話ではありません。人は、押した言葉の続きがそこにないと、一秒か二秒で戻ります。

直し方は単純で、広告に書いた言葉を、ページの一行目にほぼそのまま置くことです。クリックした指の温度が冷めないうちに、同じ話が続いているかどうかだけを確かめてください。誰に向けたページかを一行で書けない場合は、まだ相手が絞れていないサインだと考えています。

申し込みの重さを下げる

同じ「連絡先をいただく」でも、相手が差し出すものの量によって、手の止まり方はまったく違います。私の感覚では、次のような差があります。

申し込みの形 相手が差し出すもの 手の止まりやすさ
無料相談の予約 名前・連絡先・希望日時・相談内容 大きい
見積もりの依頼 連絡先と、自社の条件の説明 中くらい
資料のお渡し 名前とメールアドレス 小さい
簡単な診断 選択肢を選ぶ操作とメールアドレス いちばん小さい

下にいくほど、その場で動ける人が増えます。診断のように、答えていくうちに自分の状況が整理される形だと、連絡先を書く手前で相手の気持ちが温まります。この考え方は資料請求が増えない理由と、診断を挟むと変わることに詳しく書いています。

フォームの項目は三つで足りることが多い

フォームの項目は、増やすほど埋まりません。私の場合、最初にいただくのは名前とメールアドレスだけにしています。会社名も電話番号も、必要になった時点で改めてうかがえば足ります。

項目を減らすと質の低い連絡先が増えるのでは、と聞かれることがあります。私は、届いたあとのご案内の中身で見分ければよいと考えています。手前で門を狭くすると、本当に必要としていた方まで一緒に落ちてしまいます。

いまの広告費で、どれくらいの件数と費用感になりそうかは、条件によって変わります。広告費用対効果シミュレーションで、五つ選ぶだけでその場で試算できます。

直す順番③|三つの数字で、どこが詰まっているかを見る

直したあと、何を見れば効果が分かるのか。見る数字は三つで足ります。すべての指標を追いかけると、かえって判断が遅れます。一週間ごとに、どこで人が減っているかだけを確かめてください。

見る数字は三つだけ

見る数字 何がわかるか 詰まっているときの見方
広告が表示された回数のうち、押された割合 広告の言葉が相手に合っているか 低ければ広告文と相手の設定から
ページに来た人のうち、申し込んだ割合 行き先と申し込みの重さが合っているか 百人ほど来て動きがなければ行き先から
1件あたりの費用(広告費÷件数) その形を続けられるかどうか お一人あたりの売上と並べて判断する

この三つを並べると、広告の問題なのかページの問題なのかが分かれます。押される割合は出ているのに申し込みがない、という状態であれば、原因はページの側にあります。

一週間ごとに、一か所だけ直す

私は、直す箇所を一度に一つに絞っています。同時に三つ直すと、何が効いたのか分からなくなるからです。効いた理由が分からない改善は、次に再現できません。

一週間まわして数字を見て、次の一か所に移る。地味ですが、この進め方がいちばん早く着地します。一件あたりいくらまで出してよいかの考え方は広告予算の決め方|1件あたりいくらまで出せるかの計算にまとめています。

判断していい時期

一日五人しか来ていないページを一週間で判断するのは、人数が少なすぎます。少なくとも百人ほどが見た状態になってから、ページの良し悪しを判断してください。それより手前の数字は、その日の運に左右されます。

この記事のまとめ

問い合わせが来ないLPを前にすると、つい文章やデザインから手をつけたくなります。ただ、そこは順番としては後ろで、先に決めるべきことが手前に残っています。

  • まず、人が来ていないのか、来ていて動けないのかを分ける
  • 次に、そのページが何と引き換えているかを見直す
  • 最後に、最初の画面と申し込みの重さ、フォームの項目を整える
  • 直したあとは三つの数字だけを、一週間ごとに一か所ずつ確かめる

広告で買うものを、その場での購入からお客様の情報に変える。直す順番の一番上にあるのは、この一つです。

よくある質問

LPは作り直したほうがいいですか?

多くの場合、作り直しまでは必要ありません。ページの行き先と、申し込みの形を変えるだけで数字が動くことがあります。まずは一箇所だけ変えて、一週間の数字を見てみてください。

フォームの項目はいくつまで減らせますか?

私は名前とメールアドレスの二つだけにしています。会社名や電話番号は、実際にやり取りが始まってからうかがっても間に合うことがほとんどです。

何人くらいに見てもらえば判断できますか?

目安として百人ほどです。それより少ない段階の数字は振れ幅が大きく、良し悪しを決める材料になりません。件数が少ない時期は、判断を急がないほうが結果的に早く進みます。

資料請求に変えると、買う気のない人ばかり集まりませんか?

今日買う気がない方は確かに増えます。ただ、その方々は連絡先が残っていれば、あとから追加の広告費なしでご案内できます。いま決められる方だけを相手にするより、結果として件数は積み上がります。

デザインは自分で作ったものでも大丈夫ですか?

問題ないと考えています。私自身も最初は既成のテンプレートで作りました。見た目の完成度より、誰に向けたページで、何と引き換えるのかがはっきりしているかのほうが効きます。

広告費をいくら出すと、何件集まるのか

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この記事を書いた人

梅田 亮のアバター 梅田 亮 代表取締役社長

18歳でWeb業界に入り、今年で12年目。SEO、Web広告、サイト制作まで、これまで150社以上を支援してきました。歯科、内科、士業、飲食、ECなど業種は多岐にわたります。
自分の集客に悩んだ末、広告の目的を「売ること」から「お客様の情報をいただくこと」に変えたところ、広告費88,956円で29件の問い合わせを獲得した。(2026年8月時点)

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