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新規顧客獲得の方法|紹介だけに頼らない、という選択

新規顧客獲得の方法|紹介だけに頼らない、という選択

「新規顧客を獲得する方法」と検索されたということは、いま手元にある方法だけでは足りない、と感じていらっしゃるのだと思います。紹介は途切れるときがありますし、既存のお客様からの売上には上限があります。

私も同じでした。独立したばかりのころは、前職のつながりと紹介で仕事が回っていました。ただ、紹介はこちらの都合で増やせるものではありません。今月は3件あっても、来月はゼロということが起こります。

この記事では、新規顧客を獲得する方法をたくさん並べて比べることはしません。どの方法を選んでも、最後に効いてくるのは同じ一点だからです。手段を増やすより、その一点を先に押さえるほうが早いと考えています。

この記事でわかること

  • 新規顧客を獲得する方法は、大きく四つの型に分けられること
  • 方法の優劣より「会った人の連絡先が残るか」で差がつくこと
  • 広告で買うものを、その場の購入からお客様の情報に変えること
目次

新規顧客を獲得する方法は、大きく四つに分けられる

新規顧客を獲得する方法は何がありますか、と聞かれたら、私は「紹介、営業、検索、広告の四つです」とお答えしています。世の中には手法の名前が無数にありますが、人の連れてき方という点で整理すると、だいたいこの四つに収まります。新しい手法が出てきたときも、どの型に当てはまるかで判断できます。

紹介・口コミ|質は高いが、量を決められない

紹介でいらっしゃる方は、話が早いです。すでに人柄や実績を聞いたうえで来てくださるので、値段の話で揉めることも少なくなります。多くの経営者が紹介を大切にされるのは、当然のことだと思います。

ただ、紹介には一つだけ弱点があります。件数をこちらで決められないことです。来月3件欲しいと思っても、紹介してくださる方の都合があります。事業の規模を大きくしようとしたときに、いちばん最初に足を引っ張るのがここでした。

訪問や電話の営業|その日から動くが、時間が上限になる

自分から会いに行く方法は、始めたその日から動きます。件数も、かけた時間の分だけ増やせます。立ち上げ期にこれをやらない理由はないと、私は思っています。

問題は、上限が時間で決まってしまうことです。1日に会える人数は限られますし、社長ご自身が動いている場合、その時間は本業から引かれます。売上が伸びたタイミングで営業の時間が取れなくなり、数か月後に新規が止まる。この波を経験された方は多いのではないでしょうか。

検索から来てもらう|積み上がるが、時間がかかる

記事を書いて検索から来ていただく方法は、資産として積み上がります。一度上位に表示されるようになれば、広告費をかけずに人が来ます。私自身もこのサイトで続けています。

ただし、効き始めるまでに時間がかかります。半年から1年は、数字がほとんど動かない期間が続くとお考えください。いま売上が足りていない状況で、これだけに賭けるのは苦しいと思います。

広告で連れてくる|量と時期を自分で決められる

広告の特徴は、件数と時期をこちらで決められることです。予算を倍にすれば、おおむね件数も増えます。来週から人を連れてきたい、というときに動かせるのは広告だけです。

四つを並べると、違いがはっきりします。この四つに良し悪しの差はなく、違うのは「件数を自分で決められるか」と「効き始めるまでの時間」の二つだけです。

方法 件数を自分で決められるか 効き始めるまで
紹介・口コミ 決められない 相手の都合しだい
訪問・電話などの営業 使った時間の分だけ その日から
検索から来てもらう すぐには決められない 半年〜1年
広告で連れてくる 予算の分だけ 数日〜数週間

紹介だけに頼っている状態は、この表でいちばん左の行だけで戦っている状態です。質は高いけれど、量が読めない。ここに、量を読める方法を一つ足すというのが、私が最初に考えたことでした。

どの方法を選んでも、分かれ目は同じ一点にあります

どの方法がいちばん効果的ですか、とよく聞かれます。ただ、一つに決める必要はないと考えています。どの方法を選んでも、会った人の連絡先が残るかどうかで、その後の伸び方がまったく変わるからです。ここが四つの型に共通する分かれ目です。

会った人のほとんどは、その日には決めない

交流会でも、ホームページでも、広告でも同じですが、こちらの話を聞いた人がその場で「お願いします」と言う場面は、そう多くありません。多くの方は、いま必要ないか、他も見てから決めたいか、社内に持ち帰る必要があるか、そのどれかです。

ここで大事なのは、その方々が「買わない人」ではないということです。いま買わないだけで、三か月後に必要になるかもしれません。私の場合、契約が決まるまでに数か月かかることが珍しくありません。

連絡先が残らない方法は、毎回ゼロから始まる

問題は、その日に決めなかった方と、二度と連絡が取れないことです。ホームページを見て帰った方の連絡先は残りません。広告をクリックして販売ページを見て帰った方も同じです。

すると翌月、また同じだけの手間とお金をかけて、まったく新しい人を連れてくることになります。これを続けているかぎり、費用はずっと同じで、成果だけが運に左右されます。毎月ゼロから始めるか、先月の分が積み上がった状態から始めるかで、1年後の差は大きくなります。

「買ってもらう」より前に「情報をいただく」

そこで私が変えたのは、目的の置き方でした。新規顧客を獲得する方法を探すとき、多くの方は「どうやって買ってもらうか」を考えます。その一つ手前に、「どうやって連絡先をいただくか」を置きます。

連絡先さえ残っていれば、その方には追加の広告費なしで何度でもご案内できます。具体的な進め方はリード獲得の方法|ひとり社長でも回る最小の形でも書いていますが、考え方はどの業種でも同じです。

紹介に頼っていた私が、最初に変えたこと

ここからは私自身の話です。参考になるかは業種によりますが、順番の付け方は共通していると思います。やったことは三つで、渡すものを用意し、受け取る場所を作り、そこに広告で人を連れてきた、それだけです。

売り込む先ではなく、渡すものを先に用意した

最初にやったのは、営業先を探すことではなく、お渡しする資料を作ることでした。まだ買う気のない方でも、役に立つと思えば連絡先を教えてくださいます。逆に言えば、渡すものがないうちは、連絡先をいただく理由がありません。

資料といっても、立派なものである必要はないと考えています。私が作ったのは、自分がやってきたことを手順の形にまとめた小冊子です。作り方はホワイトペーパーを自分で作る|構成6段と書き方にまとめました。

広告費88,956円で、29件の連絡先が集まりました

用意した資料を受け取れるページを作り、そこにMeta広告を当てました。ある月の結果は、広告費88,956円に対して、集まったお客様の情報が29件。1件あたり約3,100円という計算になります。

※ 2026年8月・歯科医院の院長向けの数値です。業種・地域・広告予算によって結果は変わり、同じ数字をお約束するものではありません。

この29件は、その場で何かを買ってくださった方ではありません。資料を受け取っただけの方です。それでも、連絡先が手元にある29人と、誰も残らなかった状態とでは、翌月にできることがまったく違います。

大事なのは、翌月も同じことができること

この方法の良いところは、再現しやすいことだと思っています。紹介と違って、来月も同じ予算を出せば、近い件数が集まる見込みが立ちます。数字が読めると、経営の判断がずいぶん楽になります。

実際にいくらかかるのかは、業種や地域によって変わります。広告費用対効果シミュレーションで、5つ選ぶだけで試算できますので、ご自身の条件で確かめてみてください。

今日から始めるなら、この順番をおすすめします

最後に、手をつける順番です。新規顧客を獲得する方法を調べると、やるべきことが山のように出てきます。ただ、全部を同時に始めると、どれも中途半端になります。私は三つに絞って、上から順にやりました。

一つめ|渡せるものを一つ決める

まだ買う気のない方が、連絡先と引き換えに受け取りたいと思うものを一つ決めます。チェックリストでも、料金の考え方をまとめた資料でも、簡単な診断でも構いません。

ここで迷う方が多いのですが、判断の基準は「お客様からよく聞かれる質問に答えているか」です。よく聞かれるということは、それを知りたい方が多いということです。

二つめ|受け取る場所を一つ作る

次に、その資料を受け取れるページを作ります。凝ったデザインは要りません。何がもらえるのか、誰向けなのか、入力する項目は何か。この三つが分かれば十分だと考えています。

入力項目は少ないほど残ります。私は名前とメールアドレスの二つだけにしました。電話番号を入れた途端に件数が落ちる、というのはよく見る話です。

三つめ|人を連れてくる方法を選ぶ

ここまで用意できてから、初めて集める方法を選びます。すぐに件数が欲しければ広告、時間をかけてよければ記事、すでに名刺が箱にあるならそこから連絡する。順番が逆になると、せっかく人を連れてきても何も残りません。

広告を選ぶ場合、1件あたりいくらまで出せるかを先に決めておくと迷いません。計算の仕方は広告予算の決め方|1件あたりいくらまで出せるかの計算に書いています。順番さえ間違えなければ、予算が小さくても仕組みは動き始めます。

この記事のまとめ

新規顧客を獲得する方法を探すとき、手段の比較から入ると答えが出ません。どれにも長所と短所があり、状況によって正解が変わるからです。見るべきは、手段ではなくその先です。

  • 方法は紹介・営業・検索・広告の四つに整理でき、違いは量を決められるかと時間だけ
  • どの方法でも、会った人の連絡先が残らなければ翌月はまたゼロから
  • 渡すもの、受け取る場所、連れてくる方法。この順番で用意する

広告で買うものを、その場での購入からお客様の情報に変える。紹介だけに頼らない形は、ここから始まります。

よくある質問

新規顧客の獲得は、何から始めればいいですか?

連絡先と引き換えにお渡しできるものを一つ決めるところからをおすすめします。集める方法を選ぶのは、そのあとです。渡すものがないと、人を連れてきても何も残りません。

紹介だけで回っているうちは、何もしなくていいですか?

回っているうちに始めるほうが楽だと考えています。仕組みが動き出すまでには時間がかかるので、紹介が細くなってから着手すると、その間の売上が苦しくなります。

広告と記事は、どちらを先に始めるべきですか?

いま件数が足りていないなら広告、時間に余裕があるなら記事からでよいと思います。記事は効き始めるまで半年から1年かかるため、急ぎの場合は向きません。

広告は月いくらから始められますか?

月25,000円ほどからでも始められます。ただ予算が小さいほど配信が安定するまで時間がかかるので、1か月で判断せず、3か月ほど見ていただく前提でお考えください。

自分でもできますか?

できます。手順は小冊子に全部書いていますので、読んでご自身でやっていただいて構いません。外注しないと回らない仕組みは、そもそも続かないと思っています。

広告費をいくら出すと、何件集まるのか

月にいくら出すと、何件のお客様情報が集まって、いつ費用を上回るのか。5つ選ぶだけで、その場で試算できます。登録は不要です。

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この記事を書いた人

梅田 亮のアバター 梅田 亮 代表取締役社長

18歳でWeb業界に入り、今年で12年目。SEO、Web広告、サイト制作まで、これまで150社以上を支援してきました。歯科、内科、士業、飲食、ECなど業種は多岐にわたります。
自分の集客に悩んだ末、広告の目的を「売ること」から「お客様の情報をいただくこと」に変えたところ、広告費88,956円で29件の問い合わせを獲得した。(2026年8月時点)

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